皆さんこんにちは。塾ReQ寝屋川校の原田です。
今日はある高校生の不運なお話とその教訓をお話いたします。
- 0.1. これは実話に基づくお話です。
- 0.2. 1枚のビラから始まる運命の出逢い
- 0.3. 寝屋川の激安個人塾
- 0.4. いざ塾見学に
- 0.5. 塾長登場
- 0.6. 英語は京大卒の塾長、数学は現役京大生
- 0.7. 夏休み1日8時間勉強の猛特訓
- 0.8. 夏休み開けの模試でまさかの偏差値50→48にダウン
- 0.9. 偏差値50の人と60の人とではやるべき勉強は違う
- 0.10. レベル5の人が解くべき問題のレベルはレベル5か6
- 0.11. 7割サクサク進めて3割考えるレベルがあなたにとって最高のテキスト
- 0.12. 勉強がデキる人は教え方がうまいとは限らない
- 0.13. 受験が迫り余計に焦って空回り
- 0.14. 現役のときに受けた大学は全滅。浪人へ
- 0.15. この話は実話に基づくお話です
- 0.16. 不合格実績や不合格体験記は公表されない
- 0.17. 無料受験相談、お待ちしております!
- 1. 最後まで読んでくれたあなたへのメッセージ
これは実話に基づくお話です。
寝屋川高校2年のA君。
その日は学年末テスト期間で部活が休み。そろそろ帰ろうといつものように自転車置き場に向かいました。すると、自分の自転車のカゴの中に一枚のチラシが。
1枚のビラから始まる運命の出逢い
【寝屋塾 塾生募集】の文字。(塾名は仮名)
「ん?塾の、チラシ、、?」
今考えると、なぜ学校の敷地内なのに自分の自転車のカゴに塾のチラシが入っているのか?誰が入れたのか?など不審な点はいくつかありますが、そのときは「塾か〜。」くらいに軽く考えていました。
寝屋川の激安個人塾
高校に入ってから塾には通っていなかったA君。受験も近くなってきたし、成績も下がってきたし、そろそろ塾に通いたいなぁと思っていた矢先の出来事だったので、思わずチラシに載っている内容をみたところ、そこには知らない塾の名前。「聞いたことないなぁ」そんなことを思いながら捨てようかと思った矢先に飛び込んできた「激安」の二文字。
あまり裕福な家庭でなかったA君は塾を選ぶ判断基準は「授業料」の一点だけでした。大手の塾には通うお金がない。でも塾には通いたい。「ちょっとアリかも、、」心は徐々に傾いていました。
いざ塾見学に
見学だけなら、、と勇気を振り絞り見学にいくことにしたA君。
その塾は寝屋川高校の近くのあるアパートの一室にありました。「見た目はボロいけど、安い塾だからしょうがない」まるで自分に言い聞かせるように心のなかでつぶやきました。
塾長登場
そこで出迎えてくれたのは、かっぷくがよく(というかただのメタボ)、髪型は角刈りで、目がぎょろっとした男。冬なのに何故か半袖で裸足にスリッパ。彼が寝屋塾の塾長でした。聞くと塾長は京大卒とのこと。寝屋高生にとっての「京大」といえば学年に一人いるかどうかの天才。「京大か、ええやん、、!」
校舎のボロさで下がったテンションをプラスに変えてくれるにはそれだけで十分でした。
英語は京大卒の塾長、数学は現役京大生
結局、自分一人で勉強するよりはマシだろうという理由で寝屋塾の入塾を決めたA君。
A君を担当してくれることになった数学の先生は、現役京大生。しかも、数学の成績は学年でトップ。さらに今日からマンツーマンで授業をしてくれるとのことでした。さらにさらに、先生の都合さえあえば毎日でも受けていいとのこと。
「京大で数学トップの人がつきっきり毎日教えてくれんの!!?」
「これはいい塾見つけてしまった!」「やっぱオレもってるな〜!」「今日からマジでがんばろっ!!」バラ色の受験人生が始まる。そう確信していたA君でした。
夏休み1日8時間勉強の猛特訓
勉強部活も引退し、受験の山場。夏休みを迎え、毎日塾にこもっては京大の先生と勉強。1日8時間、朝から夜まで必死に勉強しました。これだけやれば夏休み開けの模試では大きく成績を伸ばしているだろう。そう思っていたのに何故か残る違和感。
「全然学力が伸びてる気がしない。。」
このままで本当に大丈夫なのか?
夏休み開けの模試でまさかの偏差値50→48にダウン
あれだけ必死に勉強した。しかも自分には京大トップの先生がついてる。偏差値50だったA君は夏休み開けには偏差値60はかたいだろう。そう思っていたのに蓋を開けてみれば偏差値48にダウン。
A君はそこでやっと気付きました。
「何かがおかしい」
偏差値50の人と60の人とではやるべき勉強は違う
当たり前のことですが、偏差値50の人と、60の人とでは勉強すべき内容は違います。ところが、A君がこの夏必死にやってきた勉強は京大生レベルの問題ばかり。先生の指示に従って先生のやってきた同じやり方で勉強しても成績は上がるはずがありません。
レベル5の人が解くべき問題のレベルはレベル5か6
成績をあげるためには必要なことは「勉強量」×「質」で表すことができます。
今日は何時間勉強したか?という「勉強量」にばかり意識が向きがちですが、大事なことはむしろ「質」です。特に問題のレベル(難易度)が合っているかという点は非常に重要な要素です。
学力レベル5の人が集中して解くべき問題レベルは5または6です。レベル1,2の簡単すぎる問題をやっても、8,9の難しすぎる問題をやってもダメです。
A君の場合、自分のレベルに不釣り合いな難しい問題ばかりに時間を割いていたため学力は上がりませんでした。
7割サクサク進めて3割考えるレベルがあなたにとって最高のテキスト
4人の子ども全員東大へと導いた佐藤ママ(佐藤亮子さん)曰く、
「7割サクサク進められて、3割考える」レベルの問題集が最適だそうです。
しかし、多くの人が逆で考えている。3割サクサク、7割悩むレベルの問題集に手を出しがちです。
例にもれず、国公立大学志望だったA君は「国公立大レベル」「難関レベル」という文言に踊らされ、難しめのテキストばかりに手をつけていました。解説を読めばなんとなく分かる。でも、いざ解くとなると手が止まる。解ける問題もあるけど、答えまで合ってる問題は10問あれば1問程度。そういうレベルの問題ばかり解いていました。
勉強がデキる人は教え方がうまいとは限らない
京大で数学トップだった先生は、勉強がデキる人です。しかし、教え方は最悪でした。
A君がどこでつまづいているかが理解できず、間違える度に「え、こんな(簡単な)ことも分からないの?」という表情をされます。言葉にはしませんが、それは確実に伝わっていました。A君は萎縮してしまい、実は分かっていないのに分かったフリを装うようになっていきました。
受験が迫り余計に焦って空回り
「模試どうやった?」
模試が終わったあと、学校のクラスの仲間に聞かれるこの質問がかなりツライ。。汗
「A君、この夏めっちゃ勉強頑張ってたらしいなぁ!」「もともと賢かったもんなぁ!」
よかれと思って言ってくれた友人の言葉が心に突き刺さりました笑
さらに9月、10月、いよいよセンター試験へのカウントダウンが迫ってくる中、「ヤバいヤバい!」と焦れば焦るほど、自分に不釣り合いな応用問題ばかりを解こうとしてしまい余計に空回りするA君。本当に集中するべきは基礎問題なのに、プライドが許しません。「こんな直前に基本問題とかやってる場合じゃない!」そう考えていました。
現役のときに受けた大学は全滅。浪人へ
「このままではマジでやばい!!」
早々に塾を辞め、独学へと切り替えましたが気づいた時には時すでに遅し。高校現役の時に受けた大学は全滅。結果、浪人の道を選ぶことになりました。
さて、このあとA君はどうなったのでしょうか?
この話は実話に基づくお話です
いかがでしたでしょうか?
このお話はフィクションではありません。実際にあったお話です。受験生であればぞっとしませんか?w
不合格実績や不合格体験記は公表されない
塾や予備校では、輝かしい合格実績や合格体験記は嫌というほど目にしますが、受かる人もいれば当然、落ちる人もいます。むしろ、難関大学の受験を考えれば受かる人よりも落ちる人の方が圧倒的に多い。
受験産業がなぜ儲かるのか?それは落ちる人がいるからです。
しかし、落ちた人のエピソードは語られません。「不合格実績」を公表している塾を見たことありますか?ないですよね。
落ちた人も次の受験生のためにと、わざわざ自分の恥ずかしい部分を見せたいと思う人はいないでしょう。
もし、大学受験における失敗談や、受験版”しくじり先生”のお話をもっと聞きたい!という方がいればぜひ塾ReQ寝屋川校まで!笑
無料受験相談、お待ちしております!
ReQ寝屋川校では、全ての高校生・既卒生・保護者様を対象に、無料で受験相談を行っています!
受験相談では、
・そろそろ受験勉強を始めたいけど、何からやれば良いのか分からない
・勉強しているのに、塾にも行っているのに全然成績が上がらない
・子どもについ「勉強しなさい」と言ってしまい、いつも喧嘩になる
上記のような受験や進路に関することから、子どもの接し方等まで幅広くお話しさせていただいています。
高校生の方は学校帰りに立ち寄っていただいて良いですし、
保護者様の方は午前中やお仕事帰りにぜひお立ち寄りくださいませ。
この機会に一度、ReQ寝屋川校に受験相談に来てみませんか?