関西学院の入試方法は多岐に渡りますので、しっかりと把握することが大切です。時期の早い受験から準を追って整理していきましょう。
※2020年度の入試を参考にしています。2021年度の入試概要に関しては分かり次第更新していきます。名称など分かっている部分は最新の表記にしておきます。
総合型選抜(AO推薦入試)
関西学院大学の文学部を受験する生徒にとって、1番早くにやってくるのがこのテストです。( 2020年度の入試は、2019年9月21日(土) )基本誰でも受けれますが、難易度は高めです。昨年は「日本語資料による読解・論述審査 」 と 「英語資料による読解・論述審査」 でした。共に制限時間は1時間です。
AO入試の加点概要
学校の評定が3.5以上、全国大会に出場などのセールスポイントがある、かつ、英語の検定で基準を満たしていると加点されます。で、本番は本番で論述テストがあります。
GTEC(4技能版) :1190点以上、GTEC(3技能版):(2018年度以前受検分)730点以上または(2019年 度受検分)870点以上、TOEIC®(L&R)テスト:785点以上、TOEFL iBT®テスト:72点以上、TOEFL ITP®テスト: 543点以上、TOEFL®ペーパー版テスト:52点以上、IELTS:5.5点以上、実用英語技能検定:準1級以上また は2300点以上 、TEAP:309点以上、TEAP CBT:600点以上、Cambridge English:FCE以上 ※1 オフィシャルスコアに限る。 ※2 準1級以上受検分に限る。ただし、1級受検分は2304点以上とする。 があれば、加点されます。
出典:関西学院大学 AO入試要項・ガイド2020
分かりづらいので、目安でいうと、高校の英語の先生の TOEIC の平均点が620点ぐらいと言われています。単純に図れるものではないので、一概には言えないのですが、あぁ簡単じゃないんだなと思っていただければ大丈夫です。
学校推薦型選抜(公募推薦入試)
関西学院大学の公募推薦は以下の2つに分かれます。普通の公募推薦入試とは異なりますので注意が必要です。「スーパーグローバルハイスクール」通称「SGH」対象公募推薦入学試験と「スーパーサイエンスハイスクール」通称「SSH」対象公募推薦入学試験。(2020年度の入試は11月30日)
公募推薦入試の内容
第一次審査は書類審査のみで、第二次審査は面接(プレゼンテーション)や口頭試問【学部により異なる】 。なんだ簡単じゃんと思ったあなた。そもそも関西学院大学の公募推薦は「SGH」あるいは「SSH」の生徒以外は対象外です。ですので、受ける資格があるかないか注意してくださいね。たまにある間違いどころです。ですので、普通の生徒からしたらここもあまり関係ないですね。
一般選抜(一般入試)
大きく3つに分かれます。
※注意していただきたいのが関西学院大学の文学部を受験する生徒向けに書いていますので、それ以外の部分は省略しますのでご了承下さい。また都度、更新していきます。
➀全学日程入試
文系3科目型では英語と国語の配点が同じです(国際学部英語1科目(英・英)型除く)。 英語の点数が200点。国語の点数が200点。地歴/数学から1科目選択の点数が150点。合計550点満点となっています。 そして「英語」「国語」「選択科目(日本史・世界史・地理)」は100%マークセンス方式の出題です。
➁学部個別日程入試
全学日程入試との違いは、 文系学部は英語のみ必須で国語、地歴、数学から2科目選択。 英語の点数は200点と全学日程入試と同じですが、国語と数学と地歴の中から2科目を選択し、その配点が150点ずつとなっています。つまり、500点満点です。そして、もっとも注意してほしいのが、選択した2科目は同時に問題を解くことになります。例えば、国語と世界史を選択した場合、1限目が英語(90分間)となり、2限目が国語と世界史を120分間で解くということです。問題形式に関しは、選択科目の「日本史」「世界史」「地理」(文学部のみ)は100%マークセンス方式ですが、英語は約18.5~22.5%が記述方式(2019年度)国語も同じく約18.5~21.5%が記述方式(2019年度)となっています。
③関学独自方式日程入試
ややこしいですが、分かりやすく簡潔に述べると
➀関学独自の数学と英語のテストで入試ができる
➁関学独自の英語のテスト+センター試験の点数で入試ができる
③関学独自の数学のテスト+センター試験の点数で入試ができる
ということです。細かな部分は関西学院大学のホームページを参照ください。
共通テスト利用入試(センター利用)
最後になりますが、センター試験利用型入試が前期(1月)と後期(3月)であります。たまにセンター試験利用で関学を目指すといった生徒がいますが、はっきりいって厳しいです。センター試験で85%ぐらいを取る実力が必要になるのが今までの傾向です。ということは何としてでもここまでの一般選抜で関学の合格を勝ち取ることが1番いい選択だと思います。
まとめ
一般選抜の日程は被っていなければ併願可能となっていますので、チャンスを上げるという面では、いくつか受けることをお勧めします。共通テスト利用を考えるようでしたら、その分一般選抜に力を注ぎましょう。