皆さんこんにちは。【大学受験専門】塾ReQ寝屋川校です。
今日はこれまで寝屋川で個別塾を運営してきた経験から、個別塾の特徴や成績が上がりにくい人の特徴について書いていきます。寝屋川で塾選びに迷っている方や、寝屋川の個別塾に通っているのにも関わらず成績が上がっていない方にとって、何か参考になれば幸いです。
個別塾の特徴
一斉指導塾が大勢の生徒を一度に授業するのに比べて、個別指導塾(通称個別塾)は生徒一人ひとりに対して行っています。
塾やコースにもよりますが、基本的には先生:生徒の割合が、1:1、1:2、1:3が多いようです。授業形式としては、多くの場合、塾が指定した塾用教材を使用するケースが多いですが、中には生徒によって教材を分けているところもあれば、学校のテキストや問題集を使う場合もあります。
先生一人で複数生徒(2~3人)見る場合、生徒一人に解説をしている間にもう一人の生徒には問題を解かせ、きりのいいところで交代し、問題を解いていた生徒に解説、解説していた生徒に問題を指定し解かせる、ということを順番に繰り返すやり方が一般的です。机はブースで仕切られている塾もあれば、机を向かい合わせて指導する塾もあります。
生徒の層としては、高校受験のために個別塾に通う生徒(中学生)が多く、また比較的、勉強が嫌い(苦手)な生徒が多いです。また一斉塾の補習として個別塾に通う方もいます。小学生や高校生で個別塾に通っている生徒もいますが、一般的には中学生が大半です。
集団塾ではなく個別塾を選ぶ方の多くが「集団塾ではついていけないから」「その他大勢の授業ではなく一人ひとりしっかり見てほしいから」という理由です。また、家庭教師ではなく個別塾に通う理由としては「家では勉強に集中できない」「仲間がほしい」「信頼できる先生(塾)に見てほしい」という声が多いようです。
個別塾のメリット
個別塾のメリットを一言でいうと「柔軟性」です。
塾運営者からみたメリットは具体的には以下の3点。
①「一人ひとりの理解度に合わせた授業が受けられる」
集団塾と違い、先生一人が見れる生徒の数が限られているため、その生徒の学力に応じて授業のペースや問題の難易度を変えることができます。例えば高校生であっても小学生の内容から復習することもできれば、受験勉強のための勉強、定期テスト対策のための勉強など自由にカリキュラムを組むことが可能です。
②「講師との距離が近い」
集団授業では分からないところがあってもその場で質問出来ないということが往々にしてありますが、個別塾であればその場で質問がしやすく、また先生との距離が近いため自分の性格を理解したうえで授業を組んでもらうことも可能です。先生との会話も必然的に増えるため先生と仲良くなれば楽しんで勉強に臨むこともできます。
③「自分の都合に合わせて通塾日を決められる」
集団塾であれば受講したい授業の日程はあらかじめ決まっていますが、個別塾であれば自分の都合に合わせて通塾日を選ぶことが可能です。他の習い事や予定なども考慮したうえで自分の希望する曜日や時間帯などを選ぶことができるのも個別塾のメリットです。
また、急遽体調不良などで塾を休むことになっても振替をすることもできます。
個別塾のデメリット
①「全科目対応しづらい」
個別塾の場合、集団塾と比べて人件費がかかるため、全科目対応するとなると料金が割高になります。
また、上述の通り、個別塾では大学生のアルバイト講師が担当するという塾が多いので、科目によっては高校生の勉強を教えることができる講師が不足していたり、質の高い授業が受けられない場合があります。そのため、個別塾では受講したい科目全てを受けることが出来ない場合があります。
個別塾によっては、そういった課題を解決するために、最近では理科社会は映像授業でカバーしている塾も増えています。
②「講師次第で授業の質が大きく左右する」
基本的には講師の採用、育成、各生徒のカリキュラム設定と進捗把握などは教室長が管理しているので、結局教室長の力量次第ですが、生徒数が多いと各生徒の授業の様子を教室長が細かいところまで把握できていなかったり、授業が全て講師任せになってしまっていたりと、授業の質が担保されていないところもあるようです。
また、個別塾では基本的に1コマ1科目ですので、単純に考えて週に1回たった数十分の授業で進められるペースには限界があります。ですので塾の授業+宿題だけやっていればいいと考えている人が成績を維持することはもちろん上げていくことは正直難しいでしょう。
③「競争原理が働きづらい」
集団塾であれば、基本的には同じ学力の他の生徒と一緒に授業を受けることになるため、刺激をし合い高め合うことができます。個別塾だからといって他の生徒から刺激を受けられないというわけではありませんが、どうしても「個」の勉強になり、学力差もバラバラのため、集団塾と比べると競争原理が働きづらくなりがちです。
個別塾で成績が上がらない人の特徴
一般的に、個別塾で実際に成績が上がる人がどれくらいいるのか?について、実は5割もいないのではないか?という声もあります。
集団塾よりも個別の方が成績が上がりそうなのになぜ!?と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこには原因があります。主なものは以下の通り。
①自学自習が不足している
個別塾の場合、科目ごとに授業を取るケースが多いため、例えば英語と数学の授業を取っていれば週に2回の授業がある、というのが一般的です。しかし、週に1度数十分の授業だけでは成績は上がりません。。
学校の授業でも週に3~4回英語の授業があるのに、もともと学校のペースに追い付いていない人が週に1回の授業で追いつけるようになるかと考えれば分かりやすいでしょう。
個別塾に関わらず、授業を受けている時間に成績が上がるわけではありません。自分で単語を覚えたり、問題を解きなおしたりと”自分で勉強”しているときに成績は上がります。塾の宿題といってもせいぜい1~2時間程度で終わることがほとんど。毎日3時間かかる課題を出したとしても実際一人でできるかと言えば現実難しいでしょう。塾が自学自習まで管理してくれるかと言えば相当熱心なところでなければ難しいでしょう。
元々勉強が好きで普段から勉強する習慣がついている人は別ですが、一部の受験生以外は学校や塾で指定された授業や宿題をこなすことで精いっぱいでしょう。それで成績が上がるはずがありません。
②問題のレベルとペースが合っていない。
勉強は「量」×「質」です。
成績が上がっていないのであれば量が足りないか、質が低いかどちらかです。実際に塾を運営していて分かるのは多くの生徒の勉強の質(勉強のやり方)が間違っているということです。
特に、優先して取り組むべき問題のレベルの設定に問題があります。例えば数学の学力が5の生徒が取り組むべき問題のレベルは6です。しかし、多くの生徒がレベル7~9の問題に手を出して失敗しています。
例えば、高校2年生の生徒でも、小学校の内容が定着していないのであれば、小学校の内容からやり直すべきですが、学校の進度に合わせて授業しようとするとそれができません。また、大手チェーンの塾では使用する教材があらかじめ決まっているところもあることから、一人ひとり適切なテキストや授業を組むのは非常に難しいのです。
③受け身の学習になっている
こちらも個別塾に限った話ではありませんが、ただ決まった時間に塾に行っているだけ、指示された通りに宿題をこなしているだけ、授業は聞いているだけという受け身の姿勢では成長しません。
実際に成績を大きく伸ばしている生徒は皆主体的に取り組んでいます。授業以外の時間でも自学自習に多くの時間を割いています。自分の今の目標は何か?今の自分に足りないものは何か?どのように工夫すればもっとよくなるか?何のために塾に通っているのか等々自分で考えて行動しています。
しかし、つい授業では先生の話を聞いているだけ、指定された課題をこなすだけになってしまいがちです。元々自分の好きなことでも主体的に動くのは大変なのに、ましてや嫌いな勉強で主体的に積極的に動くことは確かに難しいですよね。
まとめ
個別塾だから良いというわけでも、個別塾だから悪いということもありません。
大事なことは、個別塾の特徴をしっかり把握したうえで、自分に合う塾を選び、自分に合ったやり方で勉強を進めることです。
もし今個別塾に通っているのに成績が上がらない人は、まず自分で原因を考えてみてください。
自学自習が足りていないのであれば今日から少しでも増やせる工夫を、問題が難しすぎて進まないor集中できない人は問題のレベルを少し下げましょう。
とはいえ自分で考えてもよく分からない、なんとなくヤバいと思ってるけどどうすればいいのか分からない方は早急に誰か信頼のできる方に相談しましょう。
無料受験相談、お待ちしております!
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受験相談では、
・そろそろ受験勉強を始めたいけど、何からやれば良いのか分からない
・勉強しているのに、塾にも行っているのに全然成績が上がらない
・子どもについ「勉強しなさい」と言ってしまい、いつも喧嘩になる
上記のような受験や進路に関することから、子どもの接し方等まで幅広くお話しさせていただいています。
高校生の方は学校帰りに立ち寄っていただいて良いですし、
保護者様の方は午前中やお仕事帰りにぜひお立ち寄りくださいませ。
この機会に一度、ReQ寝屋川校に受験相談に来てみませんか?