コーチングの代表的なスキル③「質問」

コーチングの代表的なスキル③「質問」

はじめに

みなさんは”コーチング”と聞いてどんなことをイメージされますか?

コーチングは、相手が自分の思うがままに動くようになることではありません。

コーチングとは、相手に問いかけることによって、相手の可能性を最大限に引き出し、行動を促し、結果を出すためのコミュニケーションスキルです。

簡単に言えばティーチング(教えること)の反対。それがコーチングです。

コーチングについてまだあまりよく分からないという方やコーチングを現場で実践しているがあまりうまくいっていないという方に向けて、コーチングの代表的なスキルについてご紹介していきます。

本記事では②質問についてお話します。

「質問」がいかに重要か

「質問」が変われば「人生」が変わる?

まず皆さんに質問です。

「もし、あなたがが死にそうな状況になって、
助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、どんな事をしますか?」

アインシュタインはこう答えました。
「最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう」

また、多くの著名人が質問についてこのように述べています。

これほど「質問」には力があるということだと思います。

なぜ「質問」が「行動」を変えるのか

例えば、朝起きて「朝ごはんは何を食べようかな?」と思ったとき、思いつくのはどんなことですか?

「パンにしようか、ごはんにしようか、あるいはコーンフレークか」こんな感じでしょうか。

でもこの質問を「最高な朝食にするには?」と変えてみてください。

するとどんなことを思い浮かべますか?「どんな料理がいいかな?」「お皿はどうしよう?」「場所は?」「誰と一緒に?」というように、今までとは違う行動が生まれそうな気がしませんか?

このように質問を変えることで考え方が変わり行動が変わります。このようにコーチングでは相手に質問を投げかけることで、普段、無意識に行っている思考や習慣に気づかせて(意識化し)、行動を変えていくことができます。

コーチングの肝となるスキルが「質問」

冒頭でコーチングとは、相手に”問いかける”ことによって自分なりの答えを出してもらい、相手の可能性を引き出すことであるとお伝えしました。

そしてコーチングの基本的なスキルに、「認めること」「傾聴」がありますが、これはあくまでも相手に安心感を与えたり、信頼関係をつくったり、心を整え良い状態にもっていく、ということに焦点があたっています。言い換えると「質問」がより効くための土台をつくるためにその他のスキルがある、といっても過言ではありません。

「質問」をする目的

コーチングの「質問」は相手のために行うもの

コーチングにおける「質問」は普段行っている「質問」とは多少意味が異なります。一言で言えばコーチングの質問は「相手のために行うもの」であり、「自分が聞きたいから聞く」のではないということです。

質問の目的は以下のようになります。

・問題点をはっきりさせる

・考えを整理する

・物事を具体的にする

・視点を変える 

・他の選択肢を出させる

・目的を設定する

・アイデアを出させる

・モチベーションを上げる 

・価値観を知る

・気づき、発見を促す

人は、自分で話している言葉を自分の耳で聞くことによって自分が今何を思っているのか、どのように考えているのかを知ることができます。

これをコーチング用語として「オートクライン」と言います。

しゃべればしゃべるほど賢くなる「オートクライン」とは

皆さんこんな経験ありませんか?

後輩「〇〇さん、ちょっと相談したいんですけどいいですか?」
あなた「いいよ!どうした?」
後輩「実は今、××△△に困ってて、、」
あなた「うんうん」
 (しばらく後輩が一人でしゃべる)
後輩「ちょっとまって、え、ということは、、あ、そっか!こうすればよかったのか!すみません、やっぱり大丈夫です笑」

と、人から相談された際に、こちらが何かアドバイスする前に相手が喋ってる間に自分で勝手に解決策に気づいて話が終わるというケースw

このように、人は自分で言葉にすればするほど自分の考えに集中でき、頭の中が整理され、なんとなく漠然としていたことが明確になります。これがオートクラインです。

教育現場などではよく先生が一方的にしゃべって、生徒は終始黙って聞いているだけという状況がよく見かけられるかと思いますが、実はこれは生徒のオートクラインの機会を奪っているととらえることもできます。

「人に教えている人は、教わる人より賢くなる」といわれるのもこのオートクラインによる効果といえるでしょう。

「質問」大きく分けて2種類

質問には大きく2つの質問があります。それが「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」です。

「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」とは

クローズド・クエスチョンとは、

「はい/いいえ」「AかB」のように、回答する範囲があらかじめ限定されている質問です。

例)「ペットは飼ってますか?」「英語と数学どっちが好き?」

一方、

オープン・クエスチョンとは、

回答の仕方を限定せずに、自由な言葉で答えることができる質問です

例)「自分の強みは何ですか?」「どうすればもっと賢くなりそう?」

「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の違いの整理

二つの質問「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」それぞれの違いを整理していきましょう。

オープンクエスチョンクローズドクエスチョン
ヒントを拾いやすい質問つくりやすい、答えやすい
×質問がつくりづらい、答えにくい質問数が多くなる

日常会話では、クローズドクエスチョンが多いと思いますが、二つの質問をうまく使い分けることが大切です。ではどのように使い分ければいいのでしょうか?

「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の使い分け

効果的に二つの質問を使い分けるためにはまずそれぞれの目的と特徴を押さえておく必要があります。

オープンクエスチョンクローズドクエスチョン
目的広く情報をとる
相手に深く考えさせる
具体的にする
事実や内容を確認する
気持ちを引き締める
コミットメントを高める
特徴相手に自由に考えさせる時に有効
相手が自分なりの答えを言葉にしてもらいたいときに有効
相手の自発性を高める効果がある
Yes/Noで答えてもらうため、すでに答えが限定されている
相手が答えやすく会話のリズムをつくりやすい

基本的に、相手に答えやすい質問をしたい場合や、事実を確認したい場合にはクローズドクエスチョンを。

(例)何か新しいことを始めたいと思っているが、失敗が怖かったり周りの目が気になってなかなか行動できないとずっと悩んでいる相手に対して「確認だけど今の現状は変えたいと思ってるのかな?→Yes/No」など

逆に相手の自由な発想で何かを聞きたい場合や、少し深く考えてもらいたい場合にはオープンクエスチョンを使いましょう。

(例)なかなか思うような成果が出ず、自信がなくなって視点が下がり、目標自体が低くなっていると感じた際に、改めてゴール(目標)を確認した方がいい相手に対して「あなたの人生が映画化されたとして、エンディングはどんな内容になってそうですか?」など

コーチングで「質問」する際の注意点

自分の意見や考えに誘導しない

実際にコーチングを意識して会話をしてみるとまずぶつかる大きな壁がこれです。例えばこんな会話

先生(コーチ)と生徒の会話です。

※( )内は心の声です

先生「最近全然宿題してないみたいだけど、どうしたの?」

生徒「いやー正直、学校の勉強しても将来何の役にも立たないと思うんですよねぇ」

先生「んー、本当に何の役にも立たないと思うの?(いや、何言ってんの。役立つに決まってんだろ。ただ勉強したくないから言い訳してるだけだろ)」

生徒「例えば数学でsin、cosとか将来使うことないじゃないですか?勉強とか好きなやつだけやればいいと思うんですよね。」

先生「なるほどね、じゃあもう勉強しなくてもいいってこと?」

生徒「いや、そういうわけじゃないですけど。。」

先生「じゃあ勉強する?もうしない?」

生徒「じゃあ、やります。。」

会話だけみると、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを使い、コーチングして相手に「勉強する」という行動を引き出したようにも見えなくもないですが、これは自分の考えと反する意見に対して、自分の考えを質問というかたちに変えて「勉強します」という発言へと誘導している会話になってしまっています。

コーチングにおいては自分の考えは一旦置いておいて傾聴に徹して、相手が心から望むゴールへと導くための会話に専念すべきです。

確かに自分の考えと異なる発言が出た時には「相手のために」と思って何かアドバイスしたくなってしまうことは多々ありますが、そこはぐっとこらえましょう。

詰問ではなく質問を

また、質問しているようで実は詰問しているという状態になっていないか注意する必要があります。

詰問とは、相手を責めながら返事を追って問いたてることを指します。例えば、

「今何時だと思ってるんだ!?」

という言葉。この言葉は相手に答えを求めているのではありませんよね。この言葉にたいして「深夜の2時25分です」と答えたらさらに相手は怒ると思います笑

「何回言ったら分かるんだ!?」という言葉も同様です。

「23回です」と答えたらぶん殴られる可能性があります。

これはオーバーな例かもしれませんが、相手が責められているような感覚がないか、ということには注意しなければいけません。

例えば、「なんで失敗したと思う?」というように、コーチングする人は単に失敗原因を自分で考えてもらうつもりで言った発言でも、相手は自分を責めてしまう可能性があるので注意しましょう。

基本的にはコーチングは過去ではなく未来に焦点があたっています。「なぜ◯◯した?」ではなく、「次にやるときにはどうすればいい?」というようにこれからの未来をよくするための質問を意識すると良いでしょう。

もしそれでも過去の失敗原因を考えてもらった方が良いと思うのであれば、「過去にタイムスリップできるしたら、何を変えればうまくいったと思う?」など、相手に自分を責めないような配慮が必要です。

まとめ

本記事ではコーチングにおける基本的なスキル「質問」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?

コーチングにおいては、この「質問」の仕方に腕が問われると言っても過言ではありません。自分の考えは一旦置いておいて、相手に傾聴した上で、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分けて、相手の望むゴールへと導くコーチングを提供していきましょう。

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