はじめに
今回の記事では3ヶ月で達成できる英語学習の初め方について解説します。
英語が0の状態の方からすると、「単語、文法、発音、、」結局何から始めればいいかわからないという方も多いと思います。塾を運営しているとこういった質問をたくさんいただきます。
ちなみに、そのうちの約9割の英語学習者が伸び切る前に挫折してしまいます。
私もダイエットに挑戦しようとして2日で挫折した経験があります。それと同じで、人間誰しもが何かを継続するということが難しい生き物だということです。
継続できない理由は「勉強のやり方がわからない」「何から始めればいいかわからない」からではないでしょうか。逆にやり方さえわかれば誰でも3ヶ月で英語の基礎を完成できるようになります。
この記事を最後まで見ていただければ難関大学受験突破のための基礎力を身につけるやり方がわかりますので是非最後まで見ていただければと思います。
英語学習のロードマップ
ではまず、英語学習のロードマップ、つまり全体像からお話しますね。
STEP①文法学習
STEP②基礎単語
STEP③精読(文構造の理解)
STEP④多読
STEP⑤模試や過去問を解く
英語学習のステップは大きく①〜⑤に分かれます。
もちろんあなたの目標とするゴールによっても変わりますが、大きくはこの流れになります。
そして大事なことはSTEP①と②が何よりも大事だということです。
90%以上の方がこのSTEP①と②で脱落します。逆に言えば、STEP①と②さえやり切れば残りの10%にあなたも入れるということです。
それでは一つずつ見ていきましょう。
STEP①文法学習
まず最初のステップは文法学習です。全ての基礎になるこの英文法。
でも英文法と聞くとあまりいい気分にはならないですよね?正直に言えば、このステップ①と②が一番辛く、一番面白くないところです。最近はよく「英文法なんて必要ない」という言葉も聞くようにもなりました。しかし、この中学高校で習うような英文法は大学受験だけじゃなく英検、TOEIC、TOEFLなど読み書きが必要な英語のテストでは何を受けようが絶対に必要な部分です。
なのでここは歯を食いしばってやるしかないのでやりましょう。
英文法確認テスト
まずは以下の問題を解いてみてください。全部見た瞬間に答えが分かる人はここのパートは読み飛ばしてもらっても構いません。
英文法確認テスト
①( ) is difficult to learn a foreign language.
ア.This イ.It ウ.That エ. These
②形容詞(hot, small,cute,,,等)は____________詞_ を修飾(説明)し、
副詞(slowly, carefully, hard,,,等)は___________詞以外 を修飾(説明)する。
③He would like you ( ) me what happened.
ア. tell イ. telling ウ. to tell エ.told
④The garage ( ) I keep my car in is just around the corner.
ア.where イ.which ウ.of which エ. when
⑤ ( ) being no bus service in the town, they had to use a taxi.
ア. There イ. Having ウ. With エ. Because
いかがでしたか?
答えはこちらです。
①イ ②名/名 ③ウ ④イ ⑤ア
文法学習のゴール
このSTEP①のゴールを一言で言えば『中学・高校で習う英文法をマスターすること』です。
ただし注意点としては、完璧を目指さないことです。矛盾するようですが、この英語学習では、最終的には大学受験や英検などで成果出すために3ヶ月で基礎を仕上げることなので、細かい部分まで完璧にできるようになる必要はありません。これから英語の文章を読んで学習していく中でわからないところがあればその都度復習すればOKです。
おすすめの参考書
続いては具体的な参考書についてです。
基本的には中学・高校で配られたもので構いませんが、1冊目は薄くて簡単なものから手をつけていくことをお勧めします。目安としては、1日1〜2時間×1週間以内で1冊終わるようなもので構いません。

中学英文法から始めるのもお勧めです。
「さすがに中学英文法くらいはわかります笑」と思われるかもしれませんが、意外とほとんどの人が中学文法を完璧に理解できていません。
遠回りに思われるかもしれませんが、超基礎でも”1冊完璧に仕上げる”経験をまず積みましょう。
具体的には以下の参考書がお勧めです。
STEP②基礎単語
文法が仕上がったら次は基礎単語&発音記号です。
ここで言う基礎単語とは”英検2級レベル”の単語という理解でいいでしょう。
大学受験だろうが、英検だろうが、TOEICだろうが、これからどういう英語の試験を受けてもこの英検2級レベルの単語は必須となります。ここは絶対に避けては通れないところになるので歯を食いしばって覚えていきましょう。
英単語確認テスト
まずは以下の問題を解いてみてください。全部見た瞬間に分かる人はここのパートは読み飛ばしてもらっても構いません。
基礎単語テスト
1. reject
2. temperature
3. cheerful
4. provide
5. valid
6. clue
7. mature
8. conscious
9. admit
10. accuracy
いかがでしたでしょうか。自信がない人は基礎単語から復習しましょう。
おすすめの単語帳
単語帳に関しても文法の参考書と同じように、なんでもいいのですがなるべく簡単なものから進めることをお勧めします。
目安で言うと、全体をペラペラめくってみて半分くらいはみたことあるようなものから始めるといいでしょう。
受験生であればターゲット1900やシス単など高校で配られた単語帳で進めていく人が多いかと思いますが、1冊目の単語帳としてはお勧めしません。ほぼ間違いなく挫折します。
おすすめは「でる準パス単」シリーズや、ターゲット1200など
STEP①と②が完了すれば英語基礎はOK
今までご紹介してきたSTEP①と②。まずはここまでを目指しましょう。
目安としては、毎日3時間やれば3ヶ月程度で終えることができます。
ここまでを乗り越えられるかが肝になります。90%の人がここまで辿り着く前に挫折します。逆に言えば、ここまでやりきった人はそれだけで上位10%に入ることができてしまいます。
その後のSTEPに関してはまたやり方があるのですが、繰り返しになりますが、とにかくここまでをなんとか仕上げてください。そこから先は勉強が楽しくなってきます。