はじめに
みなさんこんにちは。塾ReQ寝屋川校の原田です。
今日は特に新米の塾講師や先生がやりがちなアホな質問について。
タイトルが全てなので、正直これ以上書くことはありませんが、無理やり深堀していきます笑
高校生だけでなく、小・中学生の生徒あるいはお子様、会社の部下にも使えるテクニックですので参考にしていただけると幸いです。
「わかった?」は一番アホな質問
授業中に「はい、ここまでわかった?」とか「わかる?」っていう質問よく聞きませんか?
それは、世の中で一番アホな質問です。
実は私もかつて中学生に授業をしていたとき、「わかった?」という質問をよくしてしまっていたのですが、みんな「うん」と答えるにも関わらずテストしてみると「全然分かってへんやーん!」ということがよくありました。
また、後輩に指示を出したときや、注意をしたとき、「わかった?」と聞いて「分かりました」と言っていたのに、全然言うことやってくれてなかった、なんてことがよくありました。そういうことって、みなさんもありませんか?
分からない子は自分が分かっていないことが分かっていない。
勉強が分からない子の多くは、自分がどこが分かっていないのかが分かりません。
無知であることに無知なのです。
なので本当に分かったかどうかを確かめるためには、「分かった?」では確かめることはできないのです。
それだと何かを言ってるようで何も言ってないのと同じようなもの。
分かったかどうかよりもできるかどうかが大事
勉強において大事なことは、わかったかどうかよりも、次にできるかどうかです。
つまり再現性があるか。定着しているかどうか。ここを確かめる必要があります。
生徒からすると先生の話を聞いて、「ふむふむ」と、なんとなく流れや全体感は理解できたと思い「わかりました」と言うのですが、自分で手を動かして次にできるかとなったときに、「あれ、なんだっけ?」ということになってしまいます。
「分かった?」ではなく「説明してみて?」に変えてみる
では本当に理解しているか、あるいは次回できるようになっているかどうかを確かめるためにはどういった質問をすればいいのでしょうか?
「もう一度自分の口で説明してみて?」
が最も効果的です。
そうすればどこまで理解できていて、どこが理解できていないのか、あるいは次回自分の力でできるかどうかまで把握することができます。
先生は勉強で困ったことがほぼない勉強エリートだと理解する
そもそも、先生として教えてくれる人たちの多くは、勉強が得意(あるいは好き)な方たちです。なので勉強が苦手な生徒がどこでつまづいているのか本来気付きにくいものなのです。
因数分解の公式は把握している前提、もっと言うと分数の割り算はクリアできてる前提、というように「そこでつまづく人なんているの!?」という感覚で話が進んでいくことがあります。まさか「4X=2」という問題を、X=2だと勘違いしてただなんて、気づくことができないのです笑
オーバーな話に聞こえるかもしれませんが、高校生でも本当にいますからね、実は分数苦手なんですみたいな人!笑
まとめ
今日は生徒向けというよりは先生向けのお話になりましたが、ご家庭や会社でもコミュニケーションのズレは日常的に起こり得ます。
「わかった?」と聞いて「はい!」と元気よく言ってたのに、全然やってへんやん!みたいなことが起こらないように、「わかった?」の代わりに「説明してみて?」と一言変えるだけで救われる人がいれば幸いです。
以上、塾ReQ寝屋川校でした。
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上記のような受験や進路に関することから、子どもの接し方等まで幅広くお話しさせていただいています。
高校生の方は学校帰りに立ち寄っていただいて良いですし、
保護者様の方は午前中やお仕事帰りにぜひお立ち寄りくださいませ。
この機会に一度、ReQ寝屋川校に受験相談に来てみませんか?